オンラインカジノは、数あるギャンブルの中でも、まだ歴史はそこまで深くありません。
逆に、どちらかといえば歴史は浅いです。
しかし、オンラインカジノのベースとなるカジノゲームは非常に古い歴史を持っているため、ゲームの内容自体は非常に練られたものです。
つまり、オンラインカジノの歴史というものを考える上で、必要になるのは、行われるゲームそれ自体ではなく、ゲームを提供するインターネットの環境や、それに付随する法律などです。
今回の記事では、オンラインカジノの歴史を、環境や法律といった側面から紐解いてみたいと思います。
オンラインカジノの成長
オンラインカジノは、1994年に、初めて法律上可決されました。
イギリス連邦に加盟しているアンティグアという国が最初です。
アンティグアがライセンスを発行してから、次々と他の国でもオンラインカジノのライセンスを取得する運営者が増えました。
オンラインカジノの誕生とともに、オンラインカジノのソフトウェア開発会社も生まれました。
最も古いオンラインカジノのソフトウェア開発会社は、現在でも大手のマイクロゲーミング社です。
その翌年1995年には、クリプトロジック社が設立。
その後、現在に至るまでオンラインカジノサイトは数千サイトに増え、ソフトウェア開発会社も、数の面でも規模の面でも急成長しています。
オンラインカジノを楽しむ環境
オンラインカジノが普及を始めた1990年代の後半から、世界中でグローバル化の流れが起き、インターネットが急速に普及しました。
さらに、2010年代に入ってからはスマートフォンの普及によって、モバイル端末でも人々がインターネットを使うようになりました。
これはオンラインカジノの運営者側からしてもプレイヤー側からしてもオンラインカジノの発展に大きくつながる要素です。
スマートフォンで手軽にプレイすることができれば、例えば駅で電車を待っている少しの時間にゲームを楽しんだり、友人との待ち合わせで、時間が空いている時にゲームを楽しんだりすることができます。
インターネットというものに対する人々の抵抗意識がなくなったことにより、オンラインカジノは一気に普及したのです。
オンラインカジノの公平性
オンラインカジノが普及したもう一つの背景は、ライセンス制度です。
運営者が公平なカジノ運営をしているかどうかを確かめ、定期的に第三者機関が会計監査を行うということにより、オンラインカジノの公平性が保たれています。
その監査によって信頼を得たオンラインカジノだけが大きく発展していたのです。
このように、インターネット普及の流れと、厳しい監査基準による公平性によってオンラインカジノは約20年の間に大きく成長しました。
これから法律の改正なども起これば、日本でもさらに普及する可能性が高まります。